論理PREP法(発明者不詳)
Point 結論 → Reason 理由 → Example 具体例 → Point 結論
主張を短く通す万能型。報告・提案・意見表明の王道。米国の弁論教育と1980年代の企業研修で広まったとされる
論理SDS法
Summary 概要 → Details 詳細 → Summary まとめ
自己紹介・報告・ニュース型の説明。「PREPのつもりがSDSになっている」ことが多いので見分けがポイント
論理ホールパート法
Whole 全体像 → Part 部分1・2・3 → Whole 再び全体
「ポイントは3つあります」型。研修・講義・長めの説明で迷子を出さない
論理ピラミッド構造(バーバラ・ミント)
結論 → 根拠を階層化(各層はモレなくダブりなく=MECE)
資料・経営報告・提案書。PREPを何段にも重ねた版。導入部はSCQAで作る
論理OREO
Opinion 意見 → Reason 理由 → Example 例 → Opinion 意見
米国の小中学校の作文教育で使われる、子ども向けのPREP
説得QUEST(Michel Fortin・2000s)
Qualify 絞込 → Understand 共感 → Educate 教育 → Stimulate 刺激 → Transition 行動へ
問題自覚層向けLP。検索・広告経由の「探しに来た人」に最適
説得PASTOR(Ray Edwards・2010s)
Problem → Amplify 増幅 → Story/Solution → Transformation/Testimony 証言 → Offer → Response
「牧師が導くように」。証言(お客様の声)を構造の中心に置ける
説得新PASONA(神田昌典・2016)
Problem → Affinity 親近感 → Solution → Offer → Narrowing 絞込 → Action
煽り(旧Agitation)を共感に置換した改訂版。日本のセールスレター標準
説得PESONA(神田昌典・2026)
Problem 問題 → Empathy 共感 → Solution 解決 → Offer 提案 → Narrowing 適合 → Action 行動
新PASONAの2番目を「親近感(Affinity)」から「共感(Empathy)」へ。『存在起点のマーケティング 旗を掲げよ』では「問題から入る型」の代表として、D-BE UNICKと比べられている
存在D-BE UNICK(神田昌典・2026)
Distinction → Benefit → Evidence → Urgency → Nameless Enemy → Innovation → Case Study → Kickstart
AI時代の差別化宣言型。「違いの宣言」から入り、「小さな一歩」で終える
理念ゴールデン・サークル(サイモン・シネック・2009)
Why なぜ → How どうやって → What 何を(内側から語る)
「人はWhatでなくWhyを買う」。ビジョン・採用・ブランド。※脳科学的説明は簡略化=「順序の原則」として使う
弁論モンローの動機づけ連鎖(1930s)
Attention → Need → Satisfaction → Visualization 未来描写 → Action
説得スピーチの古典。コンテスト・講演のクロージング設計に
営業SPIN(Neil Rackham・1988)
Situation 状況 → Problem 問題 → Implication 示唆 → Need-payoff 解決価値(すべて質問で)
大型商談の実証研究由来。質問で相手自身に必要性を気づいてもらう対話型の営業に
広告AIDA系ファミリー(1898〜)
AIDA → +Conviction 確信(AIDCA)→ +Satisfaction 満足(AIDCAS)/ +Memory 記憶(AIDMA・1924)
高額商材はAIDCA、LTV/口コミ重視はAIDCAS
基本PAS/FAB→FABE/BAB
PAS: 問題→かき立て→解決 | FABE: 特徴→優位→利益→証拠 | BAB: Before→After→Bridge
最小構成の3種。※PASのAgitate(かき立て)は煽りすぎると逆効果→共感に置き換える使い方も
文書SCQA(バーバラ・ミント)
Situation 状況 → Complication 複雑化 → Question 問い → Answer 答え
ピラミッド構造の導入部設計。資料・提案書・LP冒頭の型
文書空・雨・傘(マッキンゼー日本)
事実(空が曇ってきた)→ 解釈(雨が降りそうだ)→ 行動(傘を持っていく)
報告・提案の最小単位。日本発の傑作
物語ABT(ランディ・オルソン)
And そして → But しかし → Therefore だから
物語の最小単位=1文で書ける三幕構成。SNS投稿の構成と好相性
品質SUCCESs(ハース兄弟)+4U
単純・意外・具体・信頼・感情・物語 | 4U: 緊急・独自・超具体・有用
構成でなく「記憶に残るか」「フックが立つか」の出荷前チェックリスト
論理トゥールミン・モデル(S. トゥールミン・1958)
Claim 主張 ← Data 根拠データ ← Warrant 論拠(+裏付け・限定・反証)
主張がなぜ成り立つのかを分解する型。ディベートや論文の検証に。PREPの学術版
物語ヒーローズ・ジャーニー(キャンベル・1949/ボグラー12段階)
日常の世界 → 冒険への誘い → 試練 → 最大の危機 → 報酬 → 宝を持って帰還
体験談・創業ストーリー・映画。「変わる前と後」を一本の旅として語る
物語ヴァージンズ・プロミス(キム・ハドソン・2010)
依存の世界 → 自分の夢に気づく → 隠れた世界で育てる → 本当の自分を選ぶ → 王国が輝く(13段階)
外の敵と戦うより、内面の変化で自分らしさを取り戻す物語
物語起承転結/序破急
起 → 承 → 転 → 結 | 序 → 破 → 急(だんだん加速)
起承転結は漢詩由来の日本の定番。序破急は雅楽の用語を世阿弥が能の理論に取り入れたもの。短いスピーチは序破急が向く
物語ストーリー・スパイン(ピクサー・ピッチ)
昔々… → 毎日… → ある日… → そのせいで… → そのせいで… → ついに…
体験談を1分に縮める型。即興劇のケン・アダムスが考案、ピクサーの物語づくりで広く知られた
物語スパークライン(ナンシー・デュアルテ・2010)
「今の現実」と「ありうる未来」を何度も往復 → 新しい至福(New Bliss)
ビジョンを語る講演・TED型スピーチ。キング牧師の演説などの分析から導かれた
場面STAR
Situation 状況 → Task 課題 → Action 行動 → Result 結果
面接・実績紹介・事例報告。「自分が何をしたか」を具体的に伝える
場面DESC法(バウアー夫妻・1976)
Describe 事実 → Express 気持ち → Suggest 提案 → Choose 選択肢
角を立てずに頼む・断る・交渉する。アサーション(自分も相手も大切にする伝え方)の型
場面時系列型
過去 → 現在 → 未来
乾杯・自己紹介・送別のあいさつ。迷ったらこれで外さない
場面落語型(枕 → 本題 → サゲ)
雑談の導入 → 本題 → オチで回収
懇親会・祝辞のスピーチ。最初の雑談を最後に回収すると印象に残る
説得4P
Promise 約束 → Picture 描写 → Proof 証明 → Push 後押し
ダイレクトレスポンスの古典。BABに「証明」と「後押し」を足した形
研修4MAT(バーニス・マッカーシー)
Why なぜ → What 何を → How どうやって → What if もしも
研修・セミナー設計。理由を知りたい人・知識を知りたい人・やり方を知りたい人・応用したい人を一周する
源流エトス・パトス・ロゴス(アリストテレス『弁論術』)
人柄による信頼 × 感情 × 論理(説得の3つの資源)
紀元前4世紀。すべてのフレームワークの祖。D-BE UNICKの「D」はエトス(誰が言うか)の現代版とも読める